重度歯周病の症例です |
40歳女性の初診時、一目瞭然の激しい歯周病です |
プラークや歯石が堆積し、歯肉は赤く爛れて腫れています |
前歯は上下ともぶらぶら、奥歯は抜けたり虫歯でぼろぼろ |
体質・生活習慣・性格などの要因が重なっています |
レントゲンで見ると前歯部の骨は全くありません |
下の前歯の裏に固まっているのは多量の歯石です |
歯周病の知識を持ってもらいながら、掃除をしてゆきます |
厳密に言えば、歯周病の犯人は歯石ではなくプラークです |
この意味を理解してはじめて歯周病を止めるチャンスが生じます |
そして指導や生活改善を受け入れ身につけることが何より大切です |
重症のケースでは手遅れの歯を抜くことも大切な治療になります |
ブラッシングの練習を繰り返し、地道な努力の結果 |
ゆっくりと歯周病が鎮火してゆきます |
歯肉の発赤や腫れがひき |
ぐらぐらも少しづつ収まってゆきます |
義歯を入れて見た目と噛む能力を回復し、繰り返し整えてゆきます |
レントゲンでも進行が止まってきている事が読み取れます |
最近の状態です。ずいぶん噛めるようになったと実感できているでしょう |
歯周病を抑えている新しい習慣は一生涯必要です |
あとは「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」にならないサポートが大切です |