MI・・・・より小さな治療への取り組み
医療の本質として、治療には小さな傷を作って大きな傷をカバーする側面があります。
手術の傷跡や合併症、薬の副作用はその例です。やむをえないものではありますが、時代と共に小さな傷をより小さくすませられないかと工夫されてゆきます。開腹手術に内視鏡手術が取り入れられてきたのがこのことです。
歯科治療でも、同じです。
例えば一本歯がなくなった時のブリッジという方法があります。(実を言えばこのとき最もダメージが少ないのは両隣の歯を利用しないインプラントという方法ですが、常にできる方法ではないのでここではブリッジのことについて述べます。)
ブリッジは、したばかりのときは良いのですが次に虫歯が発生した時発見ができず、手遅れで抜歯になってしまうことがあります。
かぶせが歯ぐきのところまで歯をカバーしているため、虫歯になるところが見えないのです。
ではなぜ深々とかぶせるかというと、はずれにくくするためです。歯には一日に何千回も何十キロの衝撃がかかり、温度変化の繰り返しで接着面が緩んでしまうので、作り物はいつか取れてしまいやすいのです。
削る量を少なくすれば再度の虫歯にも対処しやすくなりますが、はずれやすくなります。接着性ブリッジというごく少量しか削らない方法もありますが、やはり時々はずれてしまいます。
そこで、はずれやすくなるのを抑えながら小さな治療で済ませる為には材料や細工に工夫が必要となります。
虫歯はその都度できるだけ小さな治療で対応して、次の手を残すことが大切です。
当院は小さな治療で変わらぬ効果を得るMI(ミニマルインターベンション=最小限の侵襲)コンセプトの治療を常に心がけています。
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